7238:曙ブレーキ工業の株価考察

7238:曙ブレーキ工業の株価考察

7238:曙ブレーキ工業の株価考察です。考察からの値動きを追いながらその後の推移について検証していきます。

9/18 7238:曙ブレーキ工業の株価考察

本日開かれた債権者会議にて、日米欧の6工場の閉鎖・売却を含む再建計画案について銀行団から承認を得たと発表しました。

再建計画では、世界で18カ所ある工場のうち、日本で1カ所、米国で3カ所、欧州で2カ所の工場が閉鎖・売却の対象になります。

日本は2022年3月期までに曙ブレーキ山陽製造(岡山県)を閉鎖。米国は現在4カ所の工場のうち、21年3月期までに2カ所を閉め、数年内に1工場を閉鎖。との情報が出ました。

会社の経営が行き詰まった企業の事業再生を目指すにあたり、会社更生法や民事再生法(和議)、破産法などによる裁判所の法的な手続きによる紛争解決の手続きを使わずに、当事者間の話し合いで解決する手続きを事業再生ADRと言いますが、曙ブレーキ工業は今年の1月に事業再生ADRを申請しており、ようやく成立した形です。

事業再生ADR申請による報道後1/29終値214円から株価は13%以上下落。

2019年3月期決算第3四半期決算では米国メーカーの乗用車生産からの撤退や生産混乱から次期モデル用ブレーキ製品の受注を逃すなどで、北米事業が不振に陥り多額の減損損失を計上したため、最終四半期赤字は177億4,800万円に膨みました。

6/18には一時99円をつけ、1年前の6/18高値381円と、丸1年で約3.8倍も下落。

しかし7/18にはジャパン・インダストリアル・ソリューションズへの第三者割当による種類株式の発行で、総額200億円を資金調達すると発表し株価は回復。直近高値192円まで上昇しました。

そして8/26には1990年からトップの座に居続けた信元久隆会長兼社長ら3人の代表取締役が全員退任する人という首脳交代人事と発表し、経営再建の進展期待から少しずつ株価は回復に向かっています。

今回の報道を受け、株価は200円台に向かうと見ていますが、ADR手続き後の企業は材料出尽くしで売られやすくなる傾向もあり、警戒は必要です。

長期的には8892:日本エスコンの事例もありますので、経営再建が成功することを期待したいですね。

目先目標は200円超え。1日で抜けてしまえば230円程度も。

9/19 7238:曙ブレーキ工業の株価考察

始値192円から高値207円と早速目先目標となるもほとんど寄り天。短期的な利食いが多く発生しました。

以降180円台でしばらく推移するかもしれませんが、市場はまだまだ重く見ているようですので230円程度と申しましたがだいぶ長期的な視野になってしまうかもしれません。

9/19 7238:曙ブレーキ工業の株価考察